第43回ムジカーザコンサート : 長岡純子(Pf)
74歳の今なおゆるぎないテクニックと高い音楽性と様式観を持つピアニストの長岡純子さん。クロイツァーに師事し、1949年、N響との協演で楽壇にデビュー。68年よりオランダに居を移し、78年に日本の音楽界に再登場し大絶賛されました。その音楽は作曲家を深く掘り下げたうえで開けた世界に寄り添い、遊び、自らを語り、音のひとつひとつが一瞬一瞬をいつくしむように聞こえてきます。
第44回ムジカーザコンサート : 古楽アンサンブル アントネッロ
14世紀の作曲家アントネッロ・ダ・カセルタの名を冠したこのアンサンブルは、バロック以前の「霊感に富んだ」音楽を主なレパートリーに、テクニック、調律、即興にいたるまで独自の視点で新しい古楽の世界を追求しています。モダンなムジカーザで中世の響きをお楽しみください。
第45回ムジカーザコンサート : 三村奈々恵マリンバコンサート
国際的若手アーティストの登竜門とされ、世界各地から400人以上が参加し、ニューヨークで行われる「コンサート・アーティスト・ギルド・コンペティション」でマリンバ奏者として史上初の優勝を果たした三村奈々恵さん。その後、カーネギーホールでデビューリサイタルを行い、26歳の若さでボストンの名門バークリー音楽院で講師を勤めるなど、多岐にわたって活躍していらっしゃいます。美貌と才能をあわせ持った彼女のリズミカルでダイナミックなサウンドを是非お聴きください。
第46回ムジカーザコンサート : 山田武彦プロデュースシリーズIV 渡邊辰紀(Vc)
昨年の「桃太郎現代様」では初の観客参加型音楽会というのを試み、楽譜にとらわれない音楽の形を提供してくださった山田武彦さん。今年で最後となるこのシリーズの締めくくりはドイツ在住のチェロの渡邊さんに登場していただきます。
第47回ムジカーザコンサート : オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」 ハイライト
01年に初めて催したムジカーザオペラ「トスカ」では、舞台の位置や客席をいつもと違ったところに設定し、照明の効果もあって大変な成功を収めました。今年はその第2段としてモーツァルトのオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」をやはりハイライト版で上演いたします。ミューゼシードの飛鷹佑依さんと照明の足立恒さんの協力を得ての楽しい「コジ」、是非ご期待ください。
第48回ムジカーザコンサート : 横川晴児(Cl)+ストリング・クァルテットARCO(弦楽四重奏団)
昨年の3月に美しい美しいモーツァルトを聴かせてくださった横川さんとARCOのメンバー。この同じ組み合わせで今年はブラームスのクラリネット五重奏曲を演奏していただきます。