2017-2018年 冬期休館のお知らせ
2017年12月31日(日)~2018年1月5日(金)
メンテナンス・冬期休館とさせていただきます。
※1月6日(土)より通常営業
第132回ムジカーザコンサート:「室内楽の夕べ」 ~ 黒木岩寿プロデュースシリーズ II ~
2017/12/08(金) 19:00開演 [公演詳細]
師走をむかえ、いよいよ今年最後のムジカーザコンサート。今回は東フィル首席コントラバス奏者の黒木岩寿さんによるプロデュースシリーズの第2弾で、ベートーヴェンの七重奏曲とシューベルトの八重奏曲でした。どちらも名曲!そしてどちらも大曲です!!それぞれ6つの楽章から成り、ベートーヴェンは45分ほど、シューベルトも1時間ほどを要するため、通常の演奏会ではどちらかがメインとなるはずのこの2曲ですが、1stヴァイオリン漆原啓子さんをはじめとした日本の宝のような奏者達の演奏で一度に聴けてしまうという、ある意味ムジカーザコンサートならではの公演となりました。そしてセッティングもムジカーザならでは。逆U字型に配置した演奏者を囲む席を設け、オーケストラでは客席から遠い位置にいることが多い管楽器陣のかぶりつき席は特に好評でした。 |
フォトアルバムリンク 撮影: ムジカーザ |
演奏時間が長くても、忘れてならないのは12月恒例となった全員合唱のアンコール。今回は「神の御子は今宵しも」をとりあげました。このメンバーの伴奏で歌えるとはなんという贅沢。。といった喜びの声も。
始まる前には終演後の腰痛を心配する声もあったようですが、一音たりとも聴き逃さんとする客席の集中力が最後まで途切れることのない熱い2時間半でした。
アフターパーティでは、ビアンカヴィーニャのプロセッコ(イタリアの泡、スプマンテ)とクリスマスメニューをお楽しみいただきました。パーティ終盤は恒例のビンゴ大会を開催。1等賞は翌年のムジカーザコンサート会員券(年6回・4万円)ですが、なんと早々と2018年の2公演を予約されていた方が獲得!出演者の方々もスプマンテやクリスマストイレットロールを当てるなど大いに盛り上がりました。
メニュー:生ハムとサラミの盛り合わせ、人参のサラダ、グリーンサラダ、かぼちゃのサラダ、キャベツと紅玉のサラダ、 鶏レバーパテのタルティーヌ、フォカッチャ、ローストチキンとジャガイモ、シュトレンとフルーツ、パン
2018年ムジカーザコンサート会員募集のお知らせ
ただいま新規・継続ともに会員申込を受け付けております。
※各公演の曲目等は、内容決定次第コンサートカレンダーへ掲載いたします。
また1公演単位の「1回券」は、先行予約として各回20席までお受けいたします。曲目等、詳細確定前ではございますが、ご希望の公演がございましたらぜひこの機会にお申込みください。
※1回券販売枚数は各回40~60程度(会員数等により変動)を見込んでおります。
なお、各公演の1回券料金は下記の通りです。
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□第133回 3月14日(水)19:00~ 「港に着いた黒んぼ」ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団
<パーティ付> <コンサートのみ>
一般 8,000円 一般 5,000円
学生 4,000円 学生 2,500円
□第134回 4月27日(金)19:00~ 「冬の旅」 栃尾克樹(バリトンサックス),高橋悠治(ピアノ)
<パーティ付> <コンサートのみ>
一般 7,000円 一般 4,000円
学生 3,500円 学生 2,000円
□第135回 9月1日(土)15:00~ 坂田美子(歌・琵琶),坂田梁山(尺八),稲葉美和(箏) ~珍しい楽器シリーズ~
<パーティ付> <コンサートのみ>
一般 7,000円 一般 4,000円
学生 3,500円 学生 2,000円
□第136回 10月6日(土)17:00~ 歌劇 「椿姫」 ~ ミューゼシードの歌い手と奏者による ~
<パーティ付> <コンサートのみ>
一般 8,000円 一般 5,000円
学生 4,000円 学生 2,500円
□第137回 11月1日(木)19:00~ 黒木岩寿プロデュースシリーズ III ~ 黒木岩寿(お話・コントラバス)他
<パーティ付> <コンサートのみ>
一般 8,000円 一般 5,000円
学生 4,000円 学生 2,500円
□第138回 12月15日(土)17:00~ 髙木竜馬ピアノリサイタル
<ビンゴパーティ付> <コンサートのみ>
一般 7,000円 一般 4,000円
学生 3,500円 学生 2,000円
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第131回ムジカーザコンサート:TAKUYA KURODA JAZZ LIVE
2017/10/03(火) 19:00開演 [公演詳細]
今年5回目のムジカーザコンサートはなんと12年ぶり(前回はピアノの小曽根真さんのソロに、トロンボーンの中川英二郎さんがサプライズゲストで登場)のJAZZ!!今回はニューヨークを拠点に活躍中のジャズトランペット奏者、黒田卓也さんを中心にしたクインテット構成となりました。黒田さんは、名門ジャズ・レーベルのUSブルーノートと契約という日本人初の快挙を成し遂げられ、日本ではテレビ朝日「報道ステーション」のオープニング・テーマ曲を演奏するなどその活動は世界に広がっています。他メンバーも国内外で活躍中の精鋭ぞろいで、テナーサックス、ドラム、グランドピアノのほかローズピアノ(エレクトリック)にシンセサイザー、エレキベースとガッツリPA乗り込み編成でしたが(内心かなりの爆音を案じるも全く心配ご無用で)うるささゼロにもかかわらず大迫力の素晴らしいサウンド! |
フォトアルバムリンク 撮影: ムジカーザ |
クールさの中にどこか懐かしさもあるトランペットの音色の秘密を探るべく、黒田さんに使用楽器を伺うと、マウント・バーノン時代→1953-57年のBachとのこと(正確な製造年を伺いましたがあやふやに...53年?)。60+α歳の古き良きヴィンテージサウンドと最先端NYジャズの融合の魅力を余すことなく魅せてくださった2時間でした。
客席には最初からテーブルを置き、開場時よりカクテル各種とナッツ類やドライスナックなどの軽いおつまみをご用意し、ドリンクサービス付きでお楽しみいただきました。アフターパーティではアメリカ風ピザにフライドチキンやコーンブレッドなどアメリカを思わせるメニューが並びました。
メニュー:コールスロー、エビとアボカドのサラダ、秋野菜のロースト、ピザ、フライドチキンとコーンブレッド、パン、栗のケーキとフルーツ
第130回ムジカーザコンサート:ピアノトリオ 山根一仁(Vn),横坂源(Vc),北村朋幹(Pf)
2017/09/05(火) 19:00開演 [公演詳細]
年6回のムジカーザコンサートは、珍しい楽器シリーズ、外部プロデューサーにお任せするシリーズのほか、将来有望な若手演奏家にスポットを当てるシリーズがあります。今回は人気・実力・容姿すべてを兼ね備えた今をときめく若手三人がムジカーザに集結!それを裏付けるかのようにほとんど告知をする間もなく4ヶ月前に完売。三人の才能が調和するのかぶつかり合うのか、聴き逃せない大きな期待を集めた公演となりました。 |
フォトアルバムリンク 撮影: ムジカーザ |
出演者は3名ともドイツ留学組ですが、出演者を交えたアフターパーティではヴァイオリンの山根さんの音楽活動を応援している「ヴェルテンブルガー(日本代理店:月桂冠)」様よりドイツビール6種をご提供いただきました。それに合わせてカタネさんのお料理もドイツ料理!ビール6種は飲み比べサイズのカップと、500ml1本がすべて入るロゴ入りビアグラスが選べ、お好みの商品をさっそくケース注文されているお客様もありました。
オクトーバーフェスト等のイベントでも出店されているヴェルテンブルガーはこちらからもお求めいただけます → 月桂冠オンラインショップ
メニュー:フラムクーヘン(アルザス風薄焼きピザ)、ソーセージ三種とザワークラウト 、ズッキーニのフリット、トマトサラダ、グリーンサラダ、ローストポークとジャガイモ、ドイツパン、アイアシェッケ(ドイツ風ベイクドチーズケーキ)フルーツ添え
スタインウェイB-211、新しい楽器を導入
2000年4月より17年4ヶ月にわたり大活躍してくれた楽器に変わり、この度、新しい楽器を導入いたしました。2016年後半製造、新鮮で声量&清涼感ある鳴りが特徴で、粒立ちが良く煌びやかなスタインウェイサウンドを体感いただけるものと思います。まだデビューしたてとはいえ第一線で充分に活躍が期待できるピアノですので、皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
運搬は「作業工程そのものが芸術的」ともいわれる奥泉運送さん。
空調完備のスタインウェイロゴトラックがまた非常に美しいです!
2017年 夏期休館のお知らせ
2017年8月12日(土)~8月16日(水)
メンテナンス・夏期休館とさせていただきます。
※8月17日(木)より通常営業です。
第129回ムジカーザコンサート:中野優希スティールパンリサイタル in MUSICASA
2017/07/14(金) 19:00開演 [公演詳細]
2017年度の~珍しい楽器シリーズ~は「スティールパン」を取り上げました。アコースティック楽器の歴史で20世紀最後にして最大の発明とも言われるスティールパン、南米カリブ海最南端の島国トリニダード・トバゴで生まれ育まれたこの楽器の可能性に光を当て、そしてたくさんの人に音楽の楽しさを知ってもらうために演奏活動を行っているという中野優希さんに登場していただきました。今回はもう一人のスティールパン奏者 実近友里恵さんと、マリンバのK-Taさんにも加わっていただき、さらに渡辺敬之さんの空間照明とU-kaさんの映像(プロジェクションマッピング)がムジカーザを別世界へと誘いました。聴くだけでなく視覚的にも珍しく楽しい公演となりました。 |
フォトアルバムリンク 撮影: ムジカーザ |
アフターパーティは、夏場恒例の樽生ビール!「エーデルピルス」「白穂乃香」の2種をご用意。お料理もビールに合うお皿が並びました。 メニュー:チリビーンズ、シーザーサラダ、タンドリーチキン、トルティーヤ(サルサソース)、イカのマリネ、フルーツ、パン各種
第128回ムジカーザコンサート:「金管五重奏の夕べ」麿ブラス
2017/06/16(金) 19:00開演 [公演詳細]
今回のコンサートはムジカーザコンサート22年目にして初めての金管五重奏! |
フォトアルバムリンク 撮影: ムジカーザ |
アフターパーティは、南仏料理とシチリアの白ワイン「タスカ・ダルメリータ 2015 レオーネ・ダルメリータ」をご用意。梅雨の晴れ間にぴったりの、地中海の組み合わせをお楽しみいただきました。
メニュー:ピッツァラディエール、スペイン風オムレツ、トマトファルシ、グリーンサラダ、カブのサラダ、キャロットラペ、カブのマリネ、ラタトゥイユ、フルーツポンチ、パン各種。
第127回ムジカーザコンサート : 大山大輔バリトンリサイタル「魔王」 河原忠之[Pf]
2017/04/14(金) 19:00開演 [公演詳細]
2017年のムジカーザコンサートはバリトンの大山大輔さんで幕開けとなりました。もっかオペラ、ミュージカル、演劇と幅広く活躍中の大山さん、7年前にムジカーザでドン・ジョヴァンニを演じてくださいましたが、今回は満を持してリサイタルでの登場です。公演タイトルにある「魔王」は、有名なシューベルトはもちろん、それとほぼ同時期に完成されたといわれているカール・レーヴェの作品を披露。プログラムは前半にシューベルトの歌曲、後半はこのめったに聴く機会のないレーヴェのバラード(一話完結の歌曲)で組まれ、魔王2曲とバラードは同時字幕付きでお届け。大山さんのお話の中で紙芝居・朗読劇とたとえられたバラード、歌い手の音楽性を最大限に引きだす名手の河原忠之氏渾身のピアノと共に、あますことなくレーヴェの魅力をお伝えくださいました。 |
フォトアルバムリンク 撮影: ムジカーザ |
アフターパーティは、初回&春ということでちらし寿司メインの和食をご用意。お酒は春限定酒で熊本酵母使用の「春霞・花ラベル」と、日本酒ベースでつくられたさわやかな「鳳凰美田・ゆず酒」をあわせました。(4/14、熊本地震から丸1年でした) ちらし寿司、グリンピース入りコロッケ、鶏とシソのつくね、春キャベツのサラダ、菜の花の胡麻和え、漬物三種、イチゴ白玉ぜんざい をお楽しみいただきました。
2017年はスタインウェイのメンテナンスから
新しい年が明けました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
当館の2017年は、スタインウェイのメンテナンスからスタート。昨年なんと200日以上の公演で登場したピアノです。
今回入っていただいたピアノ技術者は足立脩氏。
氏の師匠である川真田豊文氏(2015年3月逝去)が
選定・メンテナンスしていた楽器です。作業の間には
師弟の静かな会話もなされていたでしょうか。。